地震と原発
この10日間ほど、時間の流れが変わってしまったかのようでした。かぜのねは通常通り営業はしていましたが、スタッフの頭の中は地震と原発のことでいっぱい。地震があった日から何日かはパソコンでニュースを流しながらの営業でした。知り合いは無事だろうか、原発は大丈夫だろうか、私たちには何ができるんだろうか…そんなことをずっと考えていました。そんな日々を過ごされた方も多いのではないでしょうか。--pagebreak--
幸いかぜのねのある京都は地震による揺れもほどんど感じず、今のところ放射能もあまり飛んできてはないようです。そんな地域に住んでいるからこそできること…。
先週末は多目的スペースで、アロマヨガやマッサージのチャリティーイベントがありました。この企画には、主催者もびっくりするくらい参加者が殺到。こんなに多くの人たちがあの部屋でヨガができるのだろうか…とこちらが心配になるほどでした。このイベントの収入はすべて赤十字などを通して被災地に送るそうです。なんと16万円も集まったとのことでした。やはり参加者の皆さんも何かしたいと思っていたのでしょう。
その日の夜は福島原発についての勉強会が同じく多目的スペースでありました。こちらも数日前に急きょ企画したそうなのですが、会場にはあふれんばかりの人が集まりました。やはり多くの人がこの問題について知りたがっているということなのでしょう。
かぜのねでもスタッフのまどかちゃんとこうちゃんが中心になって、物資支援とカンパのお願いをすることになりました。京都市の代行で京都青年会議所が物資を送る手はずを整えてくれているので、そこに今回は持っていくことにしています。26日(土)の夜までかぜのねで受け付けていますので、お近くの方はぜひ家に余っているものなどを持ってきてください。詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
東北太平洋沖地震 物資支援とカンパのおねがい
http://www.kazenone.org/modules/contents/index.php?content_id=53
すでに原発や地震の被害から逃げて来る人々が京都にも多数来られています。個人的に、私の家にも何組か子連れの家族が泊っていきました。これから長期にわたって、こういった被災者の方たちをどういう風に受け入れて行くことができるのか…かぜのねも考えていきたいと思っています。
今まだ、原発は危機的な状態を脱していません。注意深く情報を得ながら、まずは自分や大切な人たちの身を守ることが重要。最後に私が教えてもらった有用なサイトをいくつかここでご紹介しておきます。ぜひこういった情報を参考にして、もしもの時に落ち着いて対応できるようにしておきましょう。
原発事故に備えて常備しておくもの
http://tabemono.info/report/image/ns127_genpathu.jpg
深刻な原発事故のときの対処法。浜岡原発での大事故を想定したもの。
(かぜのねにこれの抜粋したものを印刷しておいています。)
http://www.lohasworld.jp/yomimono/atomdez2.html
放射線モニタリングサイト
http://www.geocities.jp/atom_moni/
原子力資料情報室(かぜのねではここの記者会見をUstreamでよく見ていました)
http://www.cnic.jp/