呼ばれて、選んで…大満足
買い物の最中に、「呼ばれる」ことってありませんか? 例えば私は八百屋さんに行くと野菜と目が合って、「はるちゃん、私、私、食べて!」って呼ばれてる感覚によくなります。そのとき目が合った野菜を購入すると、ほとんど外れなしです。なので食材の買い物の時は、まず食材の前をブラブラして、目が合ったものを極力買うようにしています。
先週は焼物と目が合ってしまいました。ステキなお猪口と片口に出会ってしまったのです。
先週のお休みに、かぜのねの他のスタッフと共に浜大津の小川酒店さんに行ってきました。--pagebreak--かぜのねの日本酒に滋賀のものが多いのは、私たちが日本酒の多くを小川さんから仕入れているからです。この日、日本酒担当のまどかちゃんはこの季節に何をお店に出すべきか、小川酒店の布施さんからアドバイスをいただきながら真剣に選んでいました。お料理担当のこうちゃんも布施さんの説明をフムフムと熱心に聞いていたのですが、私は背中から「ちょっと、こっち、こっち」と呼ばれている気がして、そわそわ。
実はこの酒屋さん、お酒のほかにも全国から布施さんが買い集めた焼物が所狭しと置いてあります。その中でもこの日私を呼んだ焼物はすべて信楽焼のシンプルなもの。大きめのお猪口2つと丸い形のやわらかい雰囲気の片口を1つ、買ってしまいました。すごい勢いで呼ぶんだもの。
私は家でも毎日のようにお酒を呑んでいます。これまでは亡くなった父のコレクションのお猪口を使っていたのですが、ルームメートがステキなお猪口を手作り市で購入してからというもの、私も自分で好きなお猪口を買いたいなぁと思っていました。ということで、ここ1週間ほど、小川さんのところで購入したお猪口と片口で呑むお酒がおいしいのなんのって。少し呑みすぎぎみです…。
滋賀の日本酒がぎっしり!
全国各地の器たち
この日はまどかちゃんとこうちゃんが次の酒屋さんに向かった後も(うーん、2人とも仕事熱心だ…)、私は布施さんからいろんなお話を聞きながら、自分用の日本酒も選んだりしていました。彼女の説明を聞くと、すべての日本酒を買いたくなってしまいます。本当に日本酒と、それを作る人たちのことが好きなんだなぁと感じました。一本一本、どういう人が、どういった挑戦をして、どういう味のお酒になったのかということをわかりやすく丁寧に説明してくれるのです。生産者と消費者をつなげるって、こういうことなのか…と感動しました。
この日はさんざん迷った挙句、以下の2本を選びました。
・「一博」 純米うすにごり生酒 (中澤酒造)
・「藤兵衛」 純米中汲み生原酒 (増本藤兵衛酒造場)
どちらも大当たり!
ちなみに、お酒に関してはなかなか自ら呼んでくれません。日頃も行きつけの酒屋さん(浅尾酒店さんや上田酒店さんなど)のアドバイスを聞きながら選んで、おかげで毎晩幸せ気分に浸っています。
小川酒店 http://www6.ocn.ne.jp/~k888/
浜大津の駅から見えるくらい近いです。お店の外の緑もステキ。