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かぜのねのコーヒー


私はかぜのねで使用しているコーヒー豆が大好きです。かぜのねを始める前から、私は堺町画廊(http://www.h2.dion.ne.jp/~garow/top.html)でこの豆を購入して家で飲んでいました。この豆は、タンザニア連合共和国のルカニ村で栽培されています。いわゆるキリマンジャロコーヒーです。
 

京都大学の辻村英之先生がルカニ村で調査を行ったのをきっかけに、ルカニ村と関係ができはじめ、2001年には生活水準が低下したルカニ村民を支えるため、「ルカニ村・フェアトレード・プロジェクト」が始まりました。--pagebreak--コーヒーの国際価格が90年代後半に下がり始めるのですが、その結果世界中のコーヒー生産者の生活がさらに苦しくなっていきます。上記のプロジェクトの柱の一つはコーヒー産業の復興とということで、この村から毎年一定量を買い付け、生産者に支払う金額も市場価格に寄り添いながらも、あまりにも低くならないように配慮されています。コーヒーの売り上げで村の保健・衛生水準を上げたり、環境を守ったり、また交流のためのスタディーツアーも毎年企画されているようです。詳しくは以下のサイトをぜひご覧になってください。

ルカニ村・フェアトレード・プロジェクト
http://homepage2.nifty.com/tsunji/index.html
 

世界のコーヒーの多くが、南の国の生産者たちの生活をさらに苦しくさせて(大企業だけが潤って)いることを思うと、こういった豆を使ってコーヒーを楽しめるのは私にとっては気持ちの良い条件の一つです。でもそれだけではなくて、私は味も大好きです。コーヒー豆は焙煎の方法によっても味が大きく違ってくるそうですが、かぜのねの豆は、大阪にあるボンネージュさんに焙煎してもらっています。一時期は深炒りと浅炒りの豆を出していましたが、スタッフは深炒りの豆が好きなので、今はそれ一本です。コクはあるけどさっぱりしています。
 

せっかくいい豆を使っているので、できるだけおいしく淹れたい。でも、コーヒーは奥が深いです。毎日コーヒーを入れ続けて1年以上になりますが、いまだに新しい発見をすることがよくあります。先週もいくつか体得できたことがありました。頭ではわかっているのですが、ある日それが自分の中でストンとくることってありますよね。そんな感じです。まどかちゃん(コーヒー淹れの先輩)とあーでもない、こーでもないと話しあいながら、すこーしずつ上達し続けていきたいと思っています。
 


 

かぜのねの店頭でコーヒー豆の量り売りもしますので、ご希望の方はその旨お伝えください。家で自分で淹れるコーヒーもまたいいですよね。
 

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