地域のつながりについて考える1周年
今週末でかぜのねのカフェオープンから1年になります。なんとか1年間、運営し続けられました! 様々な形で支えて下さった皆さん、ありがとうございます。 感謝の気持ちを込めて、5月9日(日)にお食事された方にはささやかなプレゼントをご用意しています。先週と今週、仕事の合間にスタッフはこっそり用意を進めています。
そして9日から16日の一週間はエビスとハートランドの中瓶を350円(通常550円)でふるまいます! ぜひ呑みに来てくださいね。
さて、せっかく1周年という節目なのでこの1年を私なりに振り返ってみようと考えたのですが、私がかぜのねを始めて一番変化したのは地縁に対する気持ちかもしれません。--pagebreak--いわゆる地域のつながりってやつです。実は私は地縁・血縁が苦手でした。血縁はいまだにちょっと苦手ですが、地縁についても窮屈で逃れたいものという気持ちをずっと持っていました。自分の家族や住んでいる土地というあまり自由に選べないものに規定されてしまうつながりには違和感があったのかな。なので、私自身はNGOとか友人関係など、共通の興味や問題意識を持つ人たちとの知縁関係に重心を置いて生きてきました。
かぜのねの営業が始まってしばらく経った頃に、出町駅前の町内会に誘われました。私は町内会にも苦手意識があったので最初は消極的だったのですが、町内の同年代の店の人たちに背中を押してもらって町内会にお邪魔しました。それ以来、ご近所の住民やお店のご主人たちに温かく見守られているという感覚を持つことができています。大げさかもしれませんが、そんな気分です。人間、知らないこと・人に対しては警戒心を持ちがちですが、一旦理解してしまえばむしろ協力的にもなりやすいのかもしれません。
こちらの方も、知り合う前は周りの人々に対して文句を言われないかとか敵対心を持たれないかと構えの姿勢で臨んでいたところもあったのですが、一旦知り合ってみるとご近所の方々がとっても魅力的に思えてくるのが不思議です。たぶん町内会長・副会長(代理)さんたちが町内会で集まるイベントなどを何回か企画してくれて、個人的にも知りあえる機会を設けてくれたのが大きいと思います。以前もこのブログで少し紹介しましたが、ステキなかわいいおばあさんや温かく見守ってくれるおじさんやユニークな同年代の人たちなど、近所で会うのが楽しくなる人たちが多いのです。
そういう関係を築けたことは、私自身の地縁に対する気持ちに大きく影響しています。もちろんだからと言って、地縁関係を手放しで称賛するわけではないですが、やっぱりこういった関係って良くも悪くも重要だなと改めて認識。そして、どうせだったらポジティブな関係にしていきたいと思う今日この頃です。
もう一つ、地域のつながりをゆるーく作って、地域からの発信力を高めているステキな企画をご紹介します。5月15日(土)から6月13日(日)の約1ヶ月間、「星空スタンプラリー」を左京区のお店を中心に実施します。「ちせ」と「ガケ書房」と「ヴィレッジ」の店長さんたちが中心となって昨年から開催されていて、今年はかぜのねも仲間に入れてもらいました。ステキなお店がたくさん参加しています。ぜひHPをチェックしてみてください。かぜのねにも公式パンフレットがありますので、そちらも手に取ってみてくださいね。
左京ワンダーランドの公式HP http://chise.in/event/
左京ワンダーランドのブログ http://sakyowonder.blog82.fc2.com/
左京区という地域は本当におもしろい! これについてはまた別の機会に書きます。最近「地域」に夢中な春山でした。
1年間働き続けたミルやポットたち、これからも頼むよ!