「かぜのね」のペット
私は毛虫、青虫類が苦手です。あの動きが昔からどうもダメで、みているだけでぞぞっとしてくるのです。だから、「かぜのね」の山椒の木に鳥の糞のような毛虫くんを発見したときは、即座にこうちゃんに「け、毛虫がいる!」と報告して、暗に退治してくれとお願いしました。いつもならば、すぐに対処してくれるこうちゃんですが、今回は何のアクションもありません。--pagebreak--そうこうするうちに鳥の糞だった毛虫が、でかい青虫に変身しているではないですか! そして、よくよく見てみると、こうちゃんは愛おしそうにその青虫くんたちを観察していました。そうか…、彼らはこうちゃんのペットだったのか…。こうちゃん曰く、彼らは美しいアゲハ蝶になるんだそう。だから彼らが蝶に変身するまで、見守っているらしいのです。
それにしても彼らの食欲はすごい。とうとう山椒の木は丸っ禿になってしまいました。「食べるものがないよー」という青虫くんを見かねて、2階のシェアオフィスに入居しているA姉さんは、葉っぱを山椒の木にさして、彼らに食べ物を供給しようとします。でも、そんな生ぬるいことじゃだめだ、ということで同じくシェアオフィスのOくんは青虫くんたちをキンカンの木に引っ越しさせてしまいました。おい、おい、キンカンの木まで食べられてしまうじゃないか…。
いつの間にか青虫くんたちは「かぜのね」のペットの地位を確立してしまいました。私もだいぶ彼らを直視できるようになってきたのですが…。でも早く蛹になることを願っています。「かぜのね」周辺でアゲハ蝶を見たら、それはこうちゃんたちのペットくんかもしれません。
イタヤカエデに花が咲きました。