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今年のかぜのね

皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年はいったいどんな年になるのでしょうか? 少なくともかぜのねにとっては少なからず変化の年になるのではないかという予感がしています。--pagebreak--

昨年はかぜのね5周年の年でした。友人・知人から「市民債券」という形で貸してもらっていたお金をなんとか完済することができて、少し肩の荷が降りました。ただ、まだ協同経営者たちが出資した分は完済までしばらくかかりそうです。その出資金を回収すること、そしてかぜのねで働くスタッフたちの生活がもっと安定したものになること(≒収入が増えること)を経済的な目標として、今年もマイペースに運営していきたいと考えています。

と言っている私は最近あまりかぜのねにいません。友人が今年4月の京都市会選挙に挑戦するため、そちらの活動に今多くの時間を割いています。私の中では、かぜのねを通して実現したいことと、私たちの代表を議会に送り込むことはつながっています。とはいえ、実際にかぜのねの運営のために割く時間が減るのであれば、他のスタッフにその分働いてもらわなければならなかったり、その分自分の収入が減るのは仕方がないこと。むしろ、今自分がやりたい活動に集中するために仕事を辞める必要がないということ、それを許容してくれる仲間がいることに感謝しています。もともと、そういった柔軟な働き方ができる職場を目指していたものの、実際にそれを実行するためには他のスタッフの協力が欠かせません。…ということで、私はしばらく選挙というものにガッツリ取り組み、できる限りのことをしてきます!

かぜのねの方の変化としては、もう一つ、昨年から徐々に定休日の使い方を見直しています。以前から第3月曜日は「まるまるいちにち商店街」にカフェスペースを貸し出していました。小さなお店が集まって開催している市で、毎回近所の方や子連れのお母さん・お父さんたちがゆるゆるしにきています。さらに昨年秋から、「A three minute little song」というバーが定休日の夜に現れました(今年から火曜日の夜)。そして、長い冬休み中はかぜのねのスタッフ・ダイスケが自分のお店を6日間開き、大盛況でした。今年から、さらに月曜日は昼間に甘味カフェ、夜はシェア飯という活動のためにカフェスペースを解放する予定です。

お店を毎日開けることはできないけれど、小さなお商売、もしくは仲間とご飯を一緒にいただく空間が必要な人たちにスペースを使ってもらい、さらに私たちは収入も得ることができるという、どちらにとっても嬉しい試みです。とはいえ、双方の調整などが必要なので、お互いの負担が大きくなりすぎないようなバランスを取りたいと思っています。

奥の多目的スペースももっといろんな人に使ってもらいたいなぁ。2階の個性的な入居者の動向にも目が離せません。今年の変化はまだ私たちにとっても予想ができないものです(予感だけ)。かぜのねだけでなく、社会もどんどん変化していきそうですしね。いずれにせよ、楽しく美味しい方向性で今年もかぜのねは突き進みたいと思っています。
 

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