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「パレスチナに行ってよかった報告会」来てね〜


かぜのねの新しいスタッフ、ダイスケに私が初めて会ったのは、確か数年前にかぜのねでイラク・アフガン帰還兵の証言の朗読に彼が参加していた時かな。あ、自分でもブログに書いていました。2009年8月に『冬の兵士』の朗読をかぜのねでやり、その後すぐ、9月には朗読劇「The message from Gaza」を上演しています。どちらも多目的スペースにめいいっぱいの人が集まりました。
 

あとから聞いた話ですが、実はダイスケはそれまではイラクとかパレスチナのことには全く縁遠い生活をしていたそうです。--pagebreak--パレスチナ関係の講演会に参加したところから、彼の人生は大きく変わります。講演会の後の交流会に参加して、講演した大学教授と知り合い、その後彼女の誘いで一連の朗読劇でデビューするのです。朗読劇「The message from Gaza」はこの1回きりでは終わらなく、その後あちこちで再演のお誘いを受け続け、昨年末も大きな舞台で公演しました。
 

実はダイスケは前回公演の直前、11月に一人パレスチナに旅をしてきました。朗読劇でパレスチナの人たちの声を代弁しているうちに、今でも非人間的な生活を余儀なくされているパレスチナに行って、自分の目でその状況を見て、感じてきたいということで、飛び立ってしまいました。
 

無事帰ってきたのでほっとしていますが、実は京都では私の周りの人たちはとても心配していました。というのも、ダイスケがパレスチナに入った頃に、パレスチナの若い人たちがユダヤ人入植者専用のバスに乗り込むという運動を始めたのです。アメリカの公民権運動のように、平和と自由を求めて市民的不服従のフリーダム・ライドを実施したのです。信じられますか? そんな露骨な人種差別は60年前のキング牧師たちの運動とともに終わったかと思いきや、同じような人種差別がイスラエル・パレスチナではまだ存在するのです。入植者のバスに乗り込もうとすることは、入植者からの暴力を招き、殺されるかもしれないという可能性もある行動です。命がけの非暴力的運動です。
 

この運動でまた社会が不安定になって(普段から相当不安定ですが)、そこにダイスケが巻き込まれたら…との京都での不安はよそに、ダイスケはとても充実した日々を過ごしていたようです。そんなダイスケも、帰国するなり朗読劇の準備と公演、そしてかぜのねの怒涛の年末シフトに組み込まれ、私たちもゆっくり彼の話を聞く機会を持てずにいました。そこで、2月のはじめにお茶やお菓子をつまみながら、ダイスケの撮ってきた写真付きで、話を聞く機会を設けようということになりました。
 

たぶん、パレスチナの歴史とか宗教とか政治とか…難しそうなことが中心ではなく、ダイスケがあちらで出会ったステキな女性たち(年齢差はあるそうですが)の話などが多いのではないかと想像しています。
実は私もいわゆる中東とかアフリカとか東欧とか…遠い地域の歴史的・政治的な背景の話は苦手です。でも、そこに住んでいる人たちは私と同じように、その地で生活していくしかない人たち、そこで幸せな一生をすごしたいと思っている人たちなんだろうなぁと思うのです。だから、私はそこに住んでいる人たちの状況や気持ちからそれぞれの地域の問題を知って、考えていきたいと思うのです。侵略する目線の報道からではなく。
 

どなたでも大歓迎です。パレスチナの話を聞きたい方だけでなく、かぜのねの新しいスタッフがどんなヤツなのか知りたいという方も、お茶とお菓子を食べたいという方でも構いません。一緒にダイスケの出会った人々に会いに行きましょう。
 

「パレスチナに行ってよかった報告会」
日時: 2012年2月5日(日)19:00〜 (京都の人は投票すませてから来てね〜)
場所: かぜのね 多目的スペース
参加費: 300円(お菓子とお茶付き)


 

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