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理想の働き方…


お金シリーズ第3弾。今回は雇用、というか働き方について考えてみます。というのも、前回のオルタナティブ経済探究会(オルタン)で、参加者の一人が来年の春から今の仕事を辞めて違う働き方を考えているという発言があって、みんなでどういう働き方が理想なのか、可能なのか、ということを少し議論したのです。
 

会社などで正規雇用の職が得られたら経済的には安定するので、よいのでしょう。--pagebreak--でも今の日本では、会社もグローバルな経済競争に巻き込まれて、少しでも人件費を削りたいところ。人を正式に雇用してしまうと、臨機応変に人件費を調整することもできなくなって、経営者にとってはリスクが高くなるのはよく理解できます。なので、あまりチャンスがないのが実態。
 

以前のブログで書いたように、食料自給率が低い日本で農業をがんばるぞ!という人も私の周りには多いのですが、結局それだけで満足な現金収入を得られる人は少ないようです。私の友人は、農業をやりながらバイトをするといったかなり忙しい生活を送っている人が少なくありません。子育てや介護をしている人たちなんて、もっと大変でしょう。
 

ただ、彼らに必要な生活費をよくよく聞くと、とても少ない額であることにびっくりすることがあります。友人Mくんはお米とお野菜を作っています。生産物は多少知り合いに販売したりしていますが、主に自給用のようです。梅干や味噌をはじめとして、保存食も家でパートナーが作っています。薪ストーブを使っていたのですが、最近は薪ボイラーも導入したので、ガス代が少し減るかなぁと言ってました。家賃もないし、月々10万円くらいあればだいたい足りるというようなことを言っていました。すごい!
 

でも結局どんなに出費をダウンサイジングしていっても、税金や保険なんかは現金が必要ですし(収入が少ないとだいぶ免除してくれますよ♪)、子どもがいたら教育費も考えておかないといけないのでしょう。教育費と医療費がもう少し低ければずいぶん安心して暮らせるのにと思います。そうは言っても、社会的な枠組みを変えるには時間がかかるので、いま私たちができることとしては、そういった生産者と消費者の関係を近づけて、これまでとは違う流通をもっと主流にしていくことかなぁ…とか妄想しています。
 

はじめの話に戻りますが、オルタン参加者の彼は、何かしら自営業的なことをして暮らしていきたいと考えているようでした。とても共感します。自分で自分の働き方をある程度コントロールできる自営業という形態がもっと普通の選択肢になるといいなぁと私も思います。かぜのねも共同経営ですが、自営業者の集まりというとらえ方もできると思います。誰かに雇われているわけではないのですからね。
 

私は将来的にはかぜのね以外の収入源も確保したいと思っています(それぞれの収入は少しずつで…)。一つだけの収入源だけではそれがダメになったときに困るだろうから、安定性を持たせたいということもあるし、まぁ私が飽きっぽいということもあります。でもいろんな仕事がリンクし合って、それぞれの事業にとってもよい刺激になることもあると思うのです。私の体力と気力次第ですが、自分の働き方も今後もっと理想に近づけていきたいと思っています。
 

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