春の味
手前味噌な話ですが、私はこうちゃんが作る料理が大好きです。なので、毎日のまかないが秘かな楽しみ♪ そんな私が最近ハマっているのが、白和えです。ただの白和えではありませんよ。ふきのとう入りです。ランチのまかないで食べるのもいいけれど、できれば日本酒とともに食べたい一品です。--pagebreak--ふきのとうと言えば、天ぷらやふきのとう味噌くらいしか思いつかない私には、この白和えはちょっとした衝撃でした。
左から2つ目がふきのとう入り白和え
こうちゃんに聞いた作り方は、簡単です。ふきのとうを細かく切ったら、水に浸して灰汁をとって、その後沸騰した塩水でさっと湯がきます。それを普段の白和えに混ぜたら出来上がり。あんまり多く入れるとしつこくなってしまうので、ちょっと入れるくらいでよいとのことです。
私の家でも最近は普通の煮物にちょっとだけふきのとうを入れて春味風にして楽しんでいます。この苦さ、子どもの頃はなぜよいのかわからなかったけど、今はたまらないですね。
かぜのねではまだしばらくの間は山菜が楽しめます。山菜の天ぷらはやっぱりおいしい! 日本酒はまどかちゃんが秘かに東北フェアを実施しているので、宮城や福島などのお酒をぜひお試しください。この辺の蔵がまたおいしいお酒を安心して作れる日が早く来ることを祈るばかりです。デザートには苺のレアチーズケーキなど、季節のケーキをご用意しています(その日によってケーキの種類は変わります)。苺のケーキをまどかちゃんが作っている時のにおいはたまらなく幸せだった…。
ところで春と言えば、かぜのねの庭の花が一斉に咲く時期です。今年も入り口横のクレマチスが白い花をいっぱいつけています。今年は(も?)雑草くんたちが加勢して、庭のボリュームを高めてくれています。そうなんです、実はかぜのねの庭の3分の一くらいは雑草なんです。でも、こいつたちが結構かわゆい。
「みどりのゆび」という本をご存知ですか? かぜのねの本棚にもありますが、みどりの指を持った少年チトがあちこちに花を咲かせていく物語です。小さい時に主人公のチトにあこがれて、自分もみどりの指がほしいと思ったものでした。そんな指は持てないけれど、この物語に出てくる草花のように逞しくニョキニョキとかぜのねからかわいい緑が伸びていったらいいなぁ…と夢見る小春日和です。